現在三保原屋本店で使われている包装紙は、約60年前に使用されていたものです。
創業333周年の2022年3月3日に復刻をしました。
その柄を利用して、「三保原屋オリジナルトートバッグ」を作りました。
キャンバス生地に柄をプリントして生地を作り、総柄にしあげたトートバッグ。
当時では新鮮だった幾何学柄も、
現在では昭和を感じさせるレトロ感があり、かわいいというお声を頂いています。
しっかりした生地で耐久性もありながら、柔らかく軽いので、
折りたたんでバッグに忍ばせておくこともできます。
復刻した包装紙は、現在の呉服町商店街の基礎となる建物が完成した、1957年(昭和32年)当時のもの。当時は戦火から立ち上がり、静岡の防火帯地域として名店街ビルが建築された「記念すべき年」です。
いつの時代も「激動の時代」です。
三保原屋本店も、
①1940年(昭和15年)に静岡大火
②1945年(昭和20)に静岡大空襲(静岡市は26回にわたり空襲があったようです)
と、2度にわたり、静岡の中心地と共に全焼しております。
戦時中に仮営業をしていた時期もありました。
戦後直後は天然素材で出来た、縄やロープなど、「荒物」と呼ばれる雑貨を販売していた三保原屋。戦後の復興とともに、日本に出始めたプラスチックの商品を販売することがキッカケとなり、現在の家庭用品店に至りました。
先代社長の手記を見返すと
「戦火から立ち直った大衆は少しでも楽しい生活を希望しているのだ、
笊やタワシもよいが、生活を楽しくするような家庭用品を売るべきなのだと考え、
当時出始めの色ついたプラスチック容器をはじめ、
自分の家庭でも使って楽しめるような家庭用品を探して売ったところ。売上の上昇がみられた。」
という言葉が書かれております。
静岡の中心地が2度、灰から立ち上がったように、
新しい時代の困難終息後に立ち上がれるお店でありたいと思っています。
色々な想いをこめた復刻包装紙柄のトートバッグです。
【商品詳細】
・サイズ:(約)横34cm×縦36cm×マチ12cm 持ち手部分:約54cm
・素材:綿100%
【注意事項】
・洗濯の際は色移りすることがありますので、たっぷりの水で単独洗い・ すすぎを行ってください。
・濃い色の生地と薄い色の生地は、別々に洗濯をしてください。
・洗濯の際に生地が多少縮むことがあります。
・漂白剤のご使用はお避けください
・洗濯機では、30℃以下の水温でお願い致します。
・中温(150℃まで)でアイロンをかけることができます。